INotifyPropertyChanged のサポート
INotifyPropertyChanged
インターフェースは、.NET アプリケーションで、プロパティの値が変更されたときに通知を送信するために広く使用されています。ReSharper には、このインターフェースを実装するための一連の機能が用意されています。
ReSharper は、以下のフレームワークのプロパティ変更通知を実装できます。
MVVM ライト (WPF、Silverlight、Windows Phone、ユニバーサルアプリ)
Caliburn.Micro (WPF、Silverlight、Windows Phone、ユニバーサルアプリ)
Prism (WPF; Silverlight、Windows フォン)
Catel (WPF、Silverlight、Windows Phone、WinRT、ASP.NET MVC)
MVVM ヘルパー (WPF 3 と 4、ラムダ式のみサポート)
まず、ReSharper は、INotifyPropertyChanged
インターフェースが使用されていることを検出し、必要な実装を適所に置く特別なクイックフィックスを提供します。
クイックフィックスを適用した後、ReSharper はプロパティ変更通知のメソッドを生成し、このメソッドの名前を入力するように求めます。
上の図からわかるように、生成されたメソッドは [NotifyPropertyChangedInvocator] 属性でマークされています。これは、プロパティへの変更通知の追加、文字列リテラル内のプロパティ名の検証と完了、プロパティへのナビゲーション、サポートを含む INotifyPropertyChanged
インターフェースの完全サポートを可能にします。リファクタリングとコード生成実装を生成する前に、ReSharper アノテーション属性をプロジェクトに追加することをお勧めします。
変更について通知しないプロパティがクラスにある場合、対応するコンテキストアクションを使用して、変更通知でプロパティに簡単に変換できます(通知メソッドが [NotifyPropertyChangedInvocator]
属性で装飾されている場合にのみ使用できます)。
既存のフィールドのプロパティを生成し、[NotifyPropertyChangedInvocator]
属性で装飾されたメソッドがある場合、生成ダイアログのプロパティの変更について通知するチェックボックスを選択して、変更通知のあるプロパティを取得できます。
また、ReSharper は、OnPropertyChanged
メソッドに渡される引数に対してコードインスペクションとコード補完を提供します。
ReSharper は、.NET フレームワーク 4.5 プロジェクトで INotifyPropertyChanged を実装するときに、発信者情報属性を利用します。また、冗長な引数をハイライトし、クイックフィックスを提案することにより、CallerMemberName ベースの実装への移行にも役立ちます。
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