非推奨の API を報告および更新する
API を進化させるときは、遅かれ早かれ重大な変更を導入する必要があります。これに対処する従来の方法は、非推奨のタイプとメンバーを [Obsolete]
属性でマークし、属性のメッセージを使用して新しい API に移行する方法を説明することです。
ReSharper は、API ユーザーが古い API を見つけて自動的に新しい API に変換できる、より洗練されたソリューションを提供します。API の作成者として、廃止された型またはメンバーを JetBrains.Annotations の [CodeTemplate] 属性でマークする必要があります。ここで、古い API と一致する検索パターンとその置換パターンを指定できます。この属性は、構造検索と置換パターンと同様に機能し、対応するクイックフィックスおよびスコープ内の修正を含むカスタムコードインスペクションとして機能します。
[CodeTemplateAttribute]
は、C# コードを解析する他のすべての JetBrains 製品 (たとえば、JetBrains Rider JetBrains Fleet および InspectCode コマンドラインツール ) によって認識されます。
例を使用して、それがどのように機能するかを見てみましょう。
非推奨の IsTrue()
メソッドに [CodeTemplate]
属性でアノテーションを付けましょう。
これで、ReSharper は MyAssert.IsTrue()
のすべての使用箇所を報告し、移行の修正を提案します。
![ReSharper: [CodeTemplate] 属性を使用して、非推奨の API の移行修正を提案する ReSharper: Using [CodeTemplate] attribute to suggest migration fixes for deprecated APIs](https://resources.jetbrains.com/help/img/dotnet/2025.1/CodeTemplateAttribute_example.png)
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