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仮想ビュー

定期的に実行する特定の SQL ステートメントの結果セットを監視する必要がある場合は、仮想ビューを使用します。仮想ビューは、データベースツールウィンドウで結果セットを利用できるようにする IDE 仮想オブジェクトです。仮想ビューはデータベースコードで定義されておらず、そのデータはデータベースに保存されません。

仮想ビューの場合、SELECT クエリとは別に、MySQL の show processlist や Microsoft SQL Server の exec sp_who2 などのステートメントも使用できます。

例: PostgreSQL データベースの現在のデータベース接続のリストを取得するには、次のクエリで仮想ビューを作成します。

SELECT * FROM pg_stat_activity;

クエリの結果セットを含む仮想ビューは、仮想オブジェクトとしてデータベースツールウィンドウで使用できます。

Virtual view

仮想ビューの SQL 文は external-data-<data_source_name>.xml に格納されます。XML ファイルの別の名前や、このファイルを保存する別の場所を選択できます。XML ドキュメントへのパスを変更または表示するには、Shift+Enter を押してデータソース設定を開き、オプションタブをクリックして、仮想オブジェクトと属性フィールドを確認します。

仮想ビュー (Virtual view) は、データベースオブジェクトデータベースツールウィンドウにあります。他のノードおよびオブジェクトアイコンのリファレンスについては、データベースツールウィンドウトピックのデータソースとその要素の章を参照してください。

Virtual views in Database

仮想ビューを作成する

  1. データベースツールウィンドウ ( 表示 | ツールウィンドウ | データベース ) で、データソースツリーをスキーマのノードまで展開します。

  2. スキーマノードを右クリックし、新規 | 仮想ビューを選択します。

  3. 開いたダイアログで、「名前」フィールドに仮想ビューの名前を入力します。

  4. クエリフィールドに SQL ステートメントを入力します。

  5. 仮想ビューを追加するには、OK をクリックします。

  6. <data_source_name> の外部データを保存ダイアログが開いたら、external-data-<data_source_name>.xml ファイルのディレクトリを指定し、保存をクリックします。

Create a virtual view

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