IntelliJ IDEA 2024.3 ヘルプ

ローカルサーバー構成を作成する

ローカルサーバーは、ローカルフォルダーまたはマウントされたフォルダーで実行され、ローカル URL アドレスにファイルを提供するサーバーです。ローカルサーバー構成では、IntelliJ IDEA プロジェクトで開発を行い、プロジェクトファイルをサーバーのドキュメントルートにアップロードします。

IntelliJ IDEA でローカルサーバー構成を作成するには、IntelliJ IDEA とサーバー間の接続を設定し、IntelliJ IDEA プロジェクトとサーバー上のプロジェクトフォルダーおよび対応する URL パス間のマッピングを構成する必要があります。

FTP/SFTP/WebDAV 接続プラグインを有効にする

この機能は、デフォルトで IntelliJ IDEA にバンドルされて有効になっている FTP/SFTP/WebDAV 接続(英語)プラグインに依存しています。関連する機能が利用できない場合は、プラグインを無効にしていないことを確認してください。

  1. Ctrl+Alt+S を押して設定を開き、プラグインを選択します。

  2. インストール済みタブを開き、FTP/SFTP/WebDAV 接続プラグインを見つけて、プラグイン名の横にあるチェックボックスを選択します。

1. サーバー構成の名前、タイプ、可視性を指定する

  1. Ctrl+Alt+S を押して設定を開き、ビルド、実行、デプロイ | デプロイを選択します。

    または、メインメニューのツール | デプロイ | 構成に移動します。

  2. 既存のサーバー構成をすべてリストした左側のペインで、追加 Add item をクリックして、ポップアップメニューでローカルまたはマウント済みフォルダーを選択します。

    Add local or mounted folder
  3. 開いた新規サーバーの作成ダイアログで、作成するサーバーの名前を入力し、OK をクリックします。新規サーバーの作成ダイアログが閉じ、デプロイノードの接続タブに戻ります。

  4. ツールバーの the Use as default button をクリックして、サーバーをデフォルトとしてマークします

  5. 他のプロジェクトでこのサーバーアクセス構成を再利用できるようにするには、このプロジェクトでのみ表示するチェックボックスをオフにします。

2. サーバーへの接続を設定する

接続タブ (Ctrl+Alt+S | ビルド、実行、デプロイ | デプロイ ) で、サーバー設定を指定します。

  • フォルダー : サーバー構成ファイルで定義されているサーバードキュメントルートへの絶対パスを指定します。ドキュメントルート自体の他に、ドキュメントルートにある他の既存のフォルダーも指定できます。

    ドキュメントルートは、Web サーバーが Web サーバー URL にファイルを提供するフォルダーです。

  • Web サーバーの URL : サーバー構成ファイル内のサーバードキュメントルートにマップされた URL アドレス (ホスト名と (オプションで) ポート)。これは、アプリケーションの Web アドレスのベース URL です。HTTPHTTPS の両方がサポートされています。

    フィールドの右上隅にある 参照をクリックして開き、提供された Web サーバー URL を確認します。

3. プロジェクトフォルダーをサーバーフォルダーと URL パスにマップする

マッピングタブ (Ctrl+Alt+S | ビルド、実行、デプロイ | デプロイ ) で、IntelliJ IDEA で開いたプロジェクトとそれに対応するサーバードキュメントルートのフォルダー間のマッピングを指定します。

Deployment Mappings tab
  • ローカルパス : ローカルプロジェクトフォルダーへの絶対パス。IntelliJ IDEA は、このフィールドに現在開いているプロジェクトへのパスを自動的に入力します。

  • デプロイメントパス : IntelliJ IDEA がローカルパスフィールドで指定されたプロジェクトフォルダーの内容をアップロードする、サーバードキュメントルートのフォルダー。

    指定された名前のフォルダーがサーバー上にまだ存在しない場合は、プロジェクトのアップロードをトリガーすると、IntelliJ IDEA によってフォルダーが作成されます。

    最も簡単な方法は、プロジェクトルートフォルダー全体をサーバードキュメントルートのフォルダーにマップすることです。この場合、プロジェクトフォルダー構造はサーバー上で再作成されます。

  • Web パス : デプロイメントパスで指定されたフォルダーに設定された URL パス。ルートフォルダーを指すにはスラッシュ (/) を使用できます。また、Web からディレクトリにアクセスできない場合は、フィールドを空白のままにすることもできます。

サーバー構成が追加されたため、リモートホストツールウィンドウでサーバーのファイルとフォルダーにアクセスできるようになりました。メインメニューのツール | デプロイ | リモートホストの参照に移動し、開いたツールウィンドウで、ドロップダウンリストから構成されたサーバーを選択します。

Open the Remote Host tool window and select the server

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