CLion 2024.1 ヘルプ

root としてデバッグする

CLion では、root 権限(英語)でアプリケーションを実行およびデバッグできます。

root 権限で実行する(macOS および Linux の場合)/ 管理者権限で実行する(Windows の場合)オプションは、以下の構成で使用できます。

root としてデバッグを有効にする

  1. メインメニューで、実行 | 実行構成の編集に移動します。

  2. 構成を選択し、root 権限で実行するチェックボックスを設定します。

    Launch as root checkbox

    このチェックボックスを選択すると、実行またはデバッグ用の root 権限で構成が起動されます。

承認時間を設定する

昇格された特権でアプリケーションを実行またはデバッグするたびに承認したくない場合は、承認を保持する時間を構成できます。これは、sudo コマンドラインプログラムがデフォルトでどのように機能するかと似ています。

昇格された特権で初めて実行またはデバッグするときは、毎回認証するか、設定した期間の認証を付与するかを選択するように求められます。これはいつでも設定で変更できます。

Authorization preferences dialog

CLion はパスワードにアクセスできないことに注意してください。認証はシステムダイアログを介して実行されます。設定された時間がなくなると、root 権限ですでに実行されているプロセスは引き続き実行されますが、再度承認するまで、新しい昇格されたプロセスを開始することはできません。

設定で認証期間を設定する

設定で認証を保持する時間を構成することもできます。

  1. 設定 | 外観 & 振る舞い | システム設定 | プロセスの昇格に移動します。

  2. UAC 認証を維持)チェックボックスを設定し、値を指定します。デフォルトは 15 分です。

    Authorization time settings

現在の制限

  • Windows 上の MinGW および Cygwin の場合、管理者(CPP-22883(英語))としてデバッグするときにセッションを一時停止する際に問題が発生します。

  • macOS では、プロファイラー(CPP-22842(英語))を使用してルートとして実行すると、プロセスが正しく終了しません。

  • リモートモードの場合、全体的な仰角構成(CPP-22920(英語))に問題があります。

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